424 澄香
Sumika

今回撮影させていただいた澄香さんに初めてお会いした時、思ったことがあります。
それはとにかくニコニコと楽しそうに話を聞いてくれる子だなぁ、ということ。
瓶底眼鏡の奥の瞳を一生懸命に大きくしながらこちらのお話を楽しそうに聞いてくれる様子に撮影前から僕はメロメロになってしまいました。
聞けば彼女は笑うと目が細くなってしまうことをすごく気にしていて、そうならないようになるべく目を見開いているようにしているんだとか。
なるほど、-21Dという超強度の近視のレンズはただでさえ瞳を小さくしてしまうので彼女の女の子らしいお悩みも当然のことなのかもしれません。ま、こちらとしてはそこもかわいい！、と思うのは言うまでもないのですが(笑)。

そんな澄香さんは現在23歳。スーパーの惣菜コーナーで働かれているそうです。
「眼鏡を掛けても視力はそんなに出ないし、外すと靄がかかって霧の中にいるみたいなんです」
そう話す通り、みるからに度が強そうなその眼鏡は彼女にとってはまさに「目」。
小さいころからその「目」を守るべく、眼鏡はとても大切に扱ってきたんだとか。

「親に『あなたは眼鏡がないとなんにもできないんだから大切に扱って壊さないで』って言われて育ちました。
もちろんお風呂の時はちゃんと外すし、寝る時も決まった場所に置いています。
地震がきたりするとまず眼鏡を覆って守っちゃうくらいです(笑)。
一方、外では極力眼鏡を外さないようにもしていますね。
今、2つ眼鏡を持っていますが一つは高校生の頃に掛けていたものでだいぶ痛んでいるんです。
だからメインで使っている眼鏡をこれからも大切にしたいです！」

そう話す澄香さん。
そんな彼女、度の強い眼鏡をかけているということで不自由だったことは多くあったそうですが、一番傷ついたのは友達からのひとことだったと言います。

「黒板の字が一番前の席でも見えなかった事があって冗談っぽく『そんな望遠鏡みたいなすごい眼鏡なのに字も読めないの？』って言われたんです。あれはいまだにたまに思い出してうー！ってなります(笑)。みじめというかなんというか…。
あとはやっぱり笑うと目が細くなってしじみみたいになっちゃうこと！これが嫌です。
目を大きく見せるメイクなんかもチャレンジしたことがありますがムダだったみたい。
でも笑顔って大事だと思うし、私は笑顔の耐えない生活をしていきたいです！あ、今回の作品でもすっごくちっちゃくなっちゃってると思うんですが笑わないで見てくれたらいいな、って思います」

笑顔を大切にする彼女。ニコニコ楽しい撮影となりいい作品になっています！

本編は67分収録。
自前の眼鏡2種類を中心に撮影しています。
高校時代に使っていたという眼鏡はシンプルなピンクのメタルフレームですがこちらは雰囲気がガラッと変わってむしろ大人っぽい澄香さんをお楽しみいただけます。
また、中盤くらいまでは三つ編み姿ですが、以降は髪をほどきまた違った雰囲気をお楽しみいただけるかと思います。

「視界がなくなるのがなんだか怖くて美容院が苦手なんです。だから学生時代からずっと三つ編みです。
本当はもっとおしゃれになりたいけど、それ以上に見えないのが怖いんですよね…。
今日の撮影で眼鏡を外して歩く場面を撮ったんですが、心臓がバクバクしちゃいました(笑)。
モデルなんて初めてでうまくできていたか不安ですが観てくれた方からアドバイスも欲しいですね。
ふつつかものですがよろしくお願いします…！」