020 サキ
Saki
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DVD(通常画質) 71分7,000 円(税込)
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Blu-ray(FullHD画質) 71分7,500 円(税込)
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動画ダウンロード版通常画質 71min
SD DOWNLOAD Ver.6,800 円(税込) -
動画ダウンロード版FHD画質 71min
FHD DOWNLOAD Ver.7,300 円(税込) -
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今回ご紹介するのはサキさん、22歳。
彼女が車椅子の生活になってから6年が経ちます。
まだ高校1年生だった頃。人生の多くのことがこれから始まるはずの時期に、彼女の身体は大きく変わりました。
現在、左足は膝下で切断されており下腿義足を使用しています。
右足はさらに高い位置、股関節の少し下あたりで切断されています。
左右で大きく違うその断端は、サキさんが歩んできた時間をそのまま物語っています。
愛用の車椅子は水色。
もともと水色が好きで、自分なりに少しずつアレンジしているそうです。
「どうせずっと使うなら、好きな色がいいなって思って」
そう言って笑う彼女の表情はとても自然で、どこか軽やかでした。
外に出るときは車椅子ですが、家の中では少し違います。床に手をついてハイハイするようにして移動することも多いそうです。
「その方が早かったりするんですよ」
そう言って見せてくれた動きは、とても慣れていて、生活の中で身についた彼女なりの移動のかたちでした。
現在でも腰から下には麻痺があります。そのため義足の違和感はほとんど感じないそうです。
ただ感覚そのものは最初、全くなかったといいます。
「でも最近は受傷直後よりちょっとずつ戻ってきている感じがあるんです」
触れた時のわずかな気配や、温度の違い。完全ではないけれど、身体が少しずつ思い出しているような感覚があるそうです。
……そんなサキさんの彼女の人生が大きく変わったのは高校1年生の時でした。
命は助かりました。けれどその代わりに、身体は大きく傷つきました。
緊急手術の前に医師から告げられたのは右足は切断、左足は手術してみないとわからないが残せるかもしれない状態だったそうです。
緊急手術を待っている間、病院のベッドの上で、彼女はずっと同じことを考えていたといいます。
生き残ってしまった自分。
いろんな人に迷惑をかけてしまっている自分。
この先どうなるんだろう。
そんな感情が、頭の中をぐるぐると回り続けていたそうです。
それでも、「生きててよかった」そう思ったんです。そう彼女は話します。
……最近は一人暮らしも始めました。
まだ22歳。生活は決して簡単ではありませんが、それでも自分で選んだ暮らしです。
そんなサキさん。実は右足は、これまでに合計3回の切断を経験しています。
最初は膝下。
ちょうど今の左足と同じくらいの長さでした。
その後、膝上へ。
そして結果的に、現在の位置まで短くなりました。
原因は骨髄炎。感染治まらず、命を守るために切断を繰り返すしかなかったといいます。
「これでよかったのかな、って思うこともあります」
その言葉のあと、少しだけ静かな時間が流れました。
今の右足は、お尻との境目がどこなのか自分でもわからなくなるくらい短いそうです。それでも大腿骨は、ほんの少しだけ残っています。
彼女はそれを特別に悲しそうな顔で語るわけではありません。ただ自分の身体のことを説明するように、静かに話します。
6年前、高校1年生だった彼女。
生き残ってしまった自分に戸惑いながら、未来を想像できなかった少女。
そして今、22歳のサキさん。
水色の車椅子を自分らしく飾り、部屋の中をハイハイで移動し、一人暮らしを始めて少しずつ生活を広げています。
人生は思っていた形とは違う方向に進んだかもしれません。
それでも彼女は今、その道の途中にいます。
完璧に前向きというわけでもなく、かといって後ろを向き続けているわけでもない。
ただ、自分のペースで、少しずつ。
水色の車椅子と一緒に、彼女の毎日は静かに続いています。
水色の車椅子とともに続いていく、彼女の今の時間。
今回の収録では、そんな彼女の現在の生活や身体の状態についてゆっくりと語ってもらいました。
義足のこと、車椅子での生活、家の中での移動、これまでの手術の経緯など、彼女自身の言葉で語られる時間はとても印象的なものになっています。
また、普段なかなか見ることのない断端の状態や義足の装着の様子なども含め、彼女の今の身体をそのまま記録するような形で撮影を行いました。
収録時間は約71分。
要所要所にサキさんからご提供いただいた当時のお写真を挿入しつつ多彩な場面でお届けします。
また終盤では現在制作中だという右足の股義足を装着してのリハビリの動画も収録しています。
彼女が歩いてきた6年間。
その時間を、ぜひゆっくりご覧いただければと思います。