451 番外編 りあみ
Riami

今回の瓶底眼鏡っ娘は番外編。
先天性の弱視で白杖ユーザーのりあみさんを撮影させていただきました。
りあみさんは26歳で福祉関係のお仕事をされています。
3歳の頃に弱視と診断され、現在は右目は光と影と色を少し認識できる程度、左目は光を感じる程度の見え方だそうです。
視野も5円玉の穴を覗いたくらいの狭さなため、日常生活では白杖を使われています。

…今回の撮影を通し僕自身も視覚障害についてもっと理解したいという思いがありました。
視覚障害のある方と接する際にどのようにしたらいいのか、どうしたら相手に不安を与えることなく接することができるか、そんな事を知りたかったのです。
そこで当サイトの人気モデルで僕が知る限り一番社交的ないい子(笑)のみつきさんにお手伝いいただき、りあみさんとの交流を通しいつもの作品のように楽しみながら、かつ様々なことを学べる作品にすることにしました。
みつきさんからのプレゼントを触って当てる場面や白杖の使い方のレクチャー、後半の二人での屋外散歩など今作でしか実現できなかった数々の場面を多数収録しています。

「こんにちは！りあみです。
視覚障害と言っても人それぞれで見え方が全く違うのであくまで私の話なんですが、右目は光と影と色の認識ができ、左目は光を感じられるくらいの見え方で『眼振』という目が自分の意思とは関係なく動いてしまう症状もあります。
私は見ることよりも触ることで物を感じるので、触ることが『見る』ことに近いです。
生まれながらにみんなと同じ視界ではなかったから、だいたいのことは慣れているんですが音声信号じゃない信号や最近増えているタッチパネルのセルフレジはちょっと不便です。
…今回はみつきちゃんが私がずっと着てみたかったロリータ服を持ってきてくれて、お揃いで撮影やお散歩ができて本当に楽しかったです！
私は相手の認識を雰囲気や声でするんですが、みつきちゃんは初対面だけどとってもかわいくていい子だと思いました(笑)。
撮影自体初めてでしたがいろんなお話もできたし楽しく過ごせました。ありがとうございました！」

りあみさん、とっても綺麗でかわいく、礼儀正しい方で非常に魅力的でした。
撮影を許可いただいたご家族にも感謝です。ありがとうございました！

お手伝い、という扱いではありますが実質もう一人の主人公のみつきさん。
通常僕がやっているインタビューやサポートの役割を今回は大部分を彼女がしてくれました。
また、プレゼントや衣装の協力など今作は彼女がいなければまた違ったものになっていたかもしれません。
これまで視覚障害の方と接点がなかったという彼女ですが撮影を通じて心境に変化があったと後に伺いました。

「りあみちゃんとたくさんお話をしてこれまで知らなかったことをたくさん学びました！
最初は『目の不自由な子ってどうやってスマホの文字を打つんだろう？』とか『お洋服の好みってどうやってわかるんだろう？』とか疑問だらけだったんです。でもお話していくうちに共通の趣味もあったし、これからもこの撮影をきっかけにお友達になりたいな、って思っています。
本当に素敵な出会いでした。ありがとうございました！」

ちなみに本作は撮影と編集のサポートで知る人ぞ知るSOD版瓶底でお世話になったO氏にもお手伝いをいただきました。
カメラも2台使い撮影し出来上がった作品も通常の編集とは全く異なるスタイルに挑戦しています。
こちらも番外編ならではの魅力。お楽しみいただければと思います。おすすめです！