477 綾子
Ayako

「私、地味でこれといった特徴もなくて…今の眼鏡も10年以上掛けてる年季ものなんですが、それでもモデルってできますか？
今の私を残しておきたくて。レンズの度数は−21です」

そんなご連絡をいただいたのはつい数週間前のこと。
最近は「モデルをやってみたい」というご連絡をいただく機会が増えてきていて、事前の打ち合わせをほとんどせずにお会いする、というケースも増えてきています。今回の綾子さんもまさにそのパターンでした。
当日スタジオでお会いすると想像以上に明るくて元気な瓶底さんでお話するとすぐに空気が柔らかくなるような不思議な親しみやすさをお持ちの方でした。

綾子さんは現在28歳。医療系の会社で事務のお仕事をされています。
ご本人は「どこにでもいる普通っぽさ」が取り柄とおっしゃいますがその「普通っぽさ」こそが彼女最大の魅力。
作品の中でも、まるで身近にいる恋人と過ごしているような距離感で接してくれています。

眼鏡の度数は−22D。10年以上使っているまさに相棒のような一本でお風呂にも掛けたまま入るんだとか。
そのせいかレンズには細かい傷があり、かなり年季を感じさせます。
それを彼女は「歴史を一緒に歩いてきた証なんです」と笑って話してくれました。
そんな綾子さんをたっぷり撮影した本作。後半の場面が特におすすめだったりします(笑)。

「綾子です。今の自分をちゃんと残しておきたいなと思って応募しました。
私は生まれてすぐ眼鏡を掛けて、もうずーっと眼鏡の生活なんです。
だから、みなさんが思うほど不自由はしてない…つもりなんですけど、今回みたいに裸眼のシーンがあると、
『ああ、やっぱり私は普通の人とは違うんだなぁ』って実感しちゃいました。
眼鏡を探すシーンなんて、ほんと漫画みたいで『眼鏡眼鏡〜！』って自分で言いながら笑っちゃいました(笑)。
あと、撮影用の眼鏡を掛けた時に気づいたんですけど、その眼鏡だともの自体は見えないのに視界が明るくて『何でだろ〜？」って思ったら、私の眼鏡のレンズが傷だらけだったからでした(笑)。そろそろさすがに替えどきなんだなってちょっと思いましたね。
…撮影、とってもいい思い出になりました。
楽しんでもらえたら嬉しいです！」

収録時間は73分。
撮影用の眼鏡を使ったシーンや、突然のサプライズで始まる眼鏡探し、そしてここ最近の作品の流れを踏まえたちょっと驚くような場面までしっかり収録しています。
綾子さんは、本当に明るくて素朴で、まっすぐないい子でした。
飾らない人柄がそのまま映像に滲み出ていてお話しするトーンも落ち着いているので観ているこちらまで自然と気持ちがふわっと和らぐ…そんな癒しの一作になっていると思います。おすすめです！


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