約1年ぶりの撮影となるひなさん。前作は宮城県の仙台市で収録しましたが、今回は彼女が旅行で上京したタイミングに合わせ、都内スタジオにて収録しました。
ひなさんにとって車椅子生活になってから初めての一人旅。都内に来るのもほぼ初めてだそうでネオンの輝く高層ビルを「綺麗～！」と目を輝かせながら見ていてすごくかわいかったです(笑)。

さて、前作は非常に反響も大きく、車椅子ユーザーの方のリアルにかなり迫った作品であったと思うのですが今作は要望の多かった排泄障害に関してより具体的に時間をとって実演いただきお話を伺いました。
またロフストランドクラッチをご持参いただき、これを使い立ち上がろうとする場面なども収録。
今回、装具が無かったため、かなり苦労して立ち上がろうとしますが結果は…本編でお確かめください。

非常にセンシティブな内容を含むため事前に内容をご説明し、ご理解のうえ収録にあたりました。
また、安全面にも最大限配慮し、いつでも介助ができる状態で収録しています。
ひなさんのご理解がなければ実現しなかった本作。とてもすばらしい作品になっています。

「ひなです。
今回は一人で東京に来て、そのまま撮影しました。
私の住んでいる場所から東京まで8時間以上の長旅だったんですが、改めて車椅子での移動は大変だな、って実感しました。
普段はタクシーを使うことが多いからなおさらで、車椅子をこんなに漕いだのは初めて！絶対明日腕が筋肉痛だと思う(笑)。
それに都内は想像以上に坂道が多くて人も多くて都会の車椅子ユーザーの方は大変だろうな、って思いました。
そうそう、私は太ももにおしっこを貯める袋を付けているんですがこれも8時間の移動の間にパンパンになっちゃって破裂したらどうしよう、ってドキドキでした(笑)。
…今作は前作をご覧いただいた方から、たくさん感想をいただいていて、その中でも要望の多かったものをお見せしています。
かなり恥ずかしい場面も多かったけど楽しかったし、今の私の身体について知ってもらえたらな、って思います。
…私は事故で下半身が麻痺しているんですがこういう身体になって3年が経ち、こんな私だから伝えられることもあるんじゃないかな、って思ってるんです。
是非楽しんでもらえたらうれしいです！」

そう話すひなさん。
前作とのもう一つの違いは屋外での撮影シーンもあるということ。
ダイジェスト的ではありますが駅での待ち合わせからスタジオへ向かう道中、コンビニなどに寄る様子などを冒頭に収録しています。
また、スタジオはエレベーターに行くまでに3段だけ階段があるのですがこの3段を登るため車椅子を降り腕の力だけで登る場面も収録。日常ではなかなか気付きにくい車椅子の不自由さをリアルに収録しています。

前作に引き続きとても見応えのあるいい作品になりました。おすすめです！

本編の収録時間は75分。
屋外撮影や排尿、摘便などの実演（摘便に関しては控え目です）、ロフストを使った場面などを濃密に収録。
最高にキュートなひなさんの上京編にして最新作、是非お楽しみください。

「前作は車椅子女子としてのひなを沢山撮ってもらいましたが今作はオムツ女子としてのひな、って感じの作品になっていますね(笑)。今の私が日々当たり前にしていることを撮ってもらった感じではあるんですが、あまり実際を知っている人は多くないと思うのでこれを見て知っていただければって思います！」

なお、作中でひなさんが解説してくれている様々な事例はあくまでひなさん個人の場合。
全ての車椅子の方が同じというわけではありませんのでその点はご理解ください。

今後もひなさんはご出演いただけるとのことでしたので「次はこんな場面が見たい！こんなお話が聞きたい」というご要望があれば教えてくださいね。
よろしくお願いします！